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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻9号

1988年08月発行

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トピックス

Postantibiotic effect(PAE)

著者: 熊田徹平1

所属機関: 1東京女子医大内科

ページ範囲:P.1111 - P.1111

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 Postantibiotic effect(PAE)は,細菌感染症の化学療法の分野で近年注目されている考えかたで,抗生剤を菌に短時間接触させた後,抗生剤を除去すると,菌の再増殖がしばらく抑制され,1〜2時間後に再増殖が始まるが,この再増殖が抑制される現象をPAEといい,時間で表す1)
 PAEは,1946年にParkerら2)がS.aureusにおいてペニシリンGを作用させたときにみられることを報告し,Eagleら3)は他のグラム陽性球菌についても報告した.一方,グラム陰性菌についても,β-ラクタム剤以外の抗生剤でみられることがわかってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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