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Streptococcus pyogenes以外のA群菌
著者: 江崎孝行1 O生
所属機関: 1岐阜大微生物学
ページ範囲:P.1119 - P.1119
文献購入ページに移動問 凝集法でA群になっていてもS. Pyogenesと同定できない場合がある,との報告がありました.このことの詳細につきご解説ください.(大阪・O生)
答 ベーター溶血性のstreptococciの同定をする際,抗血清でA群と群別された菌株はS. Pyogenesであると一般に信じられてきました.ところが,A群の抗血清に反応する菌株で,S. Pyogenesと性状が異なる菌群があることが以前からわかっていました.これらの菌株はS. Pyogenesの陰に隠れて長い間菌種名がつけられないまま放置されてきました.この菌群は,"minute colonyforming beta hemolytic streptococci"とか,"S. milleri",あるいは"StrePtococcus MG group"と呼ばれていました.
答 ベーター溶血性のstreptococciの同定をする際,抗血清でA群と群別された菌株はS. Pyogenesであると一般に信じられてきました.ところが,A群の抗血清に反応する菌株で,S. Pyogenesと性状が異なる菌群があることが以前からわかっていました.これらの菌株はS. Pyogenesの陰に隠れて長い間菌種名がつけられないまま放置されてきました.この菌群は,"minute colonyforming beta hemolytic streptococci"とか,"S. milleri",あるいは"StrePtococcus MG group"と呼ばれていました.
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