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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻1号

1989年01月発行

技術講座 生化学

血中ポリアミンの測定法

著者: 眞重文子1

所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.25 - P.30

文献概要

サマリー
 新しい腫瘍マーカーとして,尿中ポリアミンとともに血中ポリアミンの測定に大きな期待が寄せられている.この二つのポリアミンは,お互いの間の相関関係は少なく,治療に対する反応や術後の変動パターンが異なる.そのため,二つのポリアミンを同時に測定することによって,癌の診断,治療効果の判定,再発の発見にいっそう正確な情報を与えることができる.最近,酵素法による簡易で敏速な血中ポリアミン測定法が考案され,血中ポリアミンが容易に測定できるようになった。本稿では,血中ポリアミンの測定法のうち,特に酵素法および高速液体クロマトグラフィーについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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