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技術講座 血清
免疫抑制酸性蛋白の測定法
著者: 三浦利彦1 寺崎茂1
所属機関: 1東北大学医学部附属病院中央検査部
ページ範囲:P.1291 - P.1295
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免疫抑制酸性蛋白(IAP)は,α1-酸性糖蛋白(α1AG)の一亜型(subcomponent)である.
IAPの測定によって癌の治療効果および予後の判定,再発の予知などの評価がなされている.しかし,炎症,感染症などにおいても高値になることから,癌特異的なものではない.IAPの測定法には,これまで一元放射免疫拡散法や免疫比濁法などが用いられている.それぞれ特徴があるので,目的,対象,設備に応じて測定法を選択すれば,臨床に有益な情報を提供することができると考える.
免疫抑制酸性蛋白(IAP)は,α1-酸性糖蛋白(α1AG)の一亜型(subcomponent)である.
IAPの測定によって癌の治療効果および予後の判定,再発の予知などの評価がなされている.しかし,炎症,感染症などにおいても高値になることから,癌特異的なものではない.IAPの測定法には,これまで一元放射免疫拡散法や免疫比濁法などが用いられている.それぞれ特徴があるので,目的,対象,設備に応じて測定法を選択すれば,臨床に有益な情報を提供することができると考える.
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