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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻11号

1989年10月発行

文献概要

検査法の基礎理論

小児の脳発達と脳波

著者: 飯沼一宇1

所属機関: 1東北大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.1377 - P.1382

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サマリー
 小児は発達することがその特徴であるので,脳波を記録あるいは判読する際に常に発達という現象を念頭に置く必要がある.特に未熟児や新生児では,脳波の記録法も乳児や幼児とは異なる.未熟児では主として睡眠脳波を検討するが,動睡眠は連続パタン,静睡眠では非連続パタンを示すというのが骨子である.乳児期以降は覚醒時脳波の基礎律動がしだいに規則性を増し,周波数も増していく.
 新生児期に特有のサプレッションバーストパタン,乳児期のヒプサリスミア,幼児期以降の全般性遅棘徐波複合,3Hz棘波複合,ローランド発射,モヤモヤ病の過呼吸終了後の徐波再現などについて解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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