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文献概要
検査法の基礎理論
小児の脳発達と脳波
著者: 飯沼一宇1
所属機関: 1東北大学医学部小児科学教室
ページ範囲:P.1377 - P.1382
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小児は発達することがその特徴であるので,脳波を記録あるいは判読する際に常に発達という現象を念頭に置く必要がある.特に未熟児や新生児では,脳波の記録法も乳児や幼児とは異なる.未熟児では主として睡眠脳波を検討するが,動睡眠は連続パタン,静睡眠では非連続パタンを示すというのが骨子である.乳児期以降は覚醒時脳波の基礎律動がしだいに規則性を増し,周波数も増していく.
新生児期に特有のサプレッションバーストパタン,乳児期のヒプサリスミア,幼児期以降の全般性遅棘徐波複合,3Hz棘波複合,ローランド発射,モヤモヤ病の過呼吸終了後の徐波再現などについて解説した.
小児は発達することがその特徴であるので,脳波を記録あるいは判読する際に常に発達という現象を念頭に置く必要がある.特に未熟児や新生児では,脳波の記録法も乳児や幼児とは異なる.未熟児では主として睡眠脳波を検討するが,動睡眠は連続パタン,静睡眠では非連続パタンを示すというのが骨子である.乳児期以降は覚醒時脳波の基礎律動がしだいに規則性を増し,周波数も増していく.
新生児期に特有のサプレッションバーストパタン,乳児期のヒプサリスミア,幼児期以降の全般性遅棘徐波複合,3Hz棘波複合,ローランド発射,モヤモヤ病の過呼吸終了後の徐波再現などについて解説した.
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