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技術講座 一般
イヌリンクリアランス試験
著者: 入江章子1
所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部
ページ範囲:P.1405 - P.1409
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イヌリンは糸球体濾過値測定の理想的な標準物質であるが,化学的定量はかなり煩雑で,またイヌリン自体も高価であるため,わが国では臨床的にあまり行われていないのが現状である.しかし,腎血行動態を正しく把握する手段としてイヌリンクリアランスは重要であり,特異性に優れた簡便な定量法の確立が望まれる.そこで本稿では,臨床的にはまだ利用されていない酵素的測定法についても概説した.
イヌリンは糸球体濾過値測定の理想的な標準物質であるが,化学的定量はかなり煩雑で,またイヌリン自体も高価であるため,わが国では臨床的にあまり行われていないのが現状である.しかし,腎血行動態を正しく把握する手段としてイヌリンクリアランスは重要であり,特異性に優れた簡便な定量法の確立が望まれる.そこで本稿では,臨床的にはまだ利用されていない酵素的測定法についても概説した.
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