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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻11号

1989年10月発行

文献概要

検査技師のための新英語講座 English for Medical Technologists・22

単語を使うとき好んでする間違い(その2)

著者: 今井宣子1

所属機関: 1大阪大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1424 - P.1425

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新人技師:初めてアブストラクトを書くとき,私きっと間違いをすると思うんです.けれども,先月日本人がよくする間違いというのを説明してくださったので,間違いの全部ではないにしても,いくらかは避けることができるのではないかと希望がわいてきました.よく間違って使われる単語にはほかに何がありますか?
 英文編集者:しばしば変える必要のある単語は,‘since’と‘while’です.ほとんどの人は,‘because’の意味で‘since’を使います.日本人は‘because’という単語が好きではないようですが,たいていの場合‘since’は‘since 1983’というようなときだけに使えばよいのです.つまり,時間に関係した表現のときに使うといいです.‘while’も同じです.私は,"at the same time"のような意味で使っています.よくあるのは,"Rats given a dose of 5U/kg survived,while 80%of those given a doseof 15U/kg died."という間違いです.‘while’は時間のニュアンスが強いので,この文章では投与量の異なる別々のラット群を用いた実験が同時に行われたと,間違って読まれる可能性があります.しかし,この実験では,実験の時間は重要ではありません.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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