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ラテックス凝集反応によるリウマチ因子の定量
著者: 真鍋幸子1
所属機関: 1東京大学医科学研究所附属病院検査部
ページ範囲:P.1428 - P.1429
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リウマチ因子(RF)は,患者血清中のIgGに対する自己抗体の一種であり,主としてIgMクラスに属する抗体である.RFは,慢性関節リウマチ(RA)以外のさまざまな疾患でも存在するが,特にRAでの陽性率が高く80〜90%ともいわれている.RFの検出方法は,検査室レベルでは,これまでラテックス凝集反応を肉眼的に定性的に見るRAテストや,受身赤血球凝集反応での半定量法であるRAHA法が主力であったが,ラテックス製造技術の進歩や測定機器の開発などが行われ,近年ではラテックス凝集反応によって生じた濁度を光学的に測定し定量する方法が,高感度でしかも迅速性のある方法であるため使用され始めてきている.
リウマチ因子(RF)は,患者血清中のIgGに対する自己抗体の一種であり,主としてIgMクラスに属する抗体である.RFは,慢性関節リウマチ(RA)以外のさまざまな疾患でも存在するが,特にRAでの陽性率が高く80〜90%ともいわれている.RFの検出方法は,検査室レベルでは,これまでラテックス凝集反応を肉眼的に定性的に見るRAテストや,受身赤血球凝集反応での半定量法であるRAHA法が主力であったが,ラテックス製造技術の進歩や測定機器の開発などが行われ,近年ではラテックス凝集反応によって生じた濁度を光学的に測定し定量する方法が,高感度でしかも迅速性のある方法であるため使用され始めてきている.
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