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エクオリン(aequorin)は,ある種のクラゲ(Aequerea folskara)から抽出された発光蛋白である.エクオリンはCaイオンを結合する際に465nmの光を発する性質を有するので,エクオリンを負荷した細胞の発する光を測定することによって細胞内イオン化Ca濃度を決定することが可能である.エクオリンは分子量およそ2万の蛋白質であるので,この際に,いかにして細胞機能を損なうことなくエクオリンを細胞内に導入するかが問題となる.エクオリンを細胞内に導入する方法として,現在,微小注入法および化学的負荷法の二つの方法が用いられている.
微小注入法は微小電極を用いてエクオリンを細胞内に圧注入する方法であり,主として骨格筋,心筋の研究に用いられている.骨格筋の単一筋線維では数か所,心筋の乳頭筋標本では50〜100個以上の表層細胞内にエクオリンを注入することにより,十分な信号が得られる.
微小注入法は微小電極を用いてエクオリンを細胞内に圧注入する方法であり,主として骨格筋,心筋の研究に用いられている.骨格筋の単一筋線維では数か所,心筋の乳頭筋標本では50〜100個以上の表層細胞内にエクオリンを注入することにより,十分な信号が得られる.
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