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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻11号

1989年10月発行

文献概要

けんさ質問箱

役にたたない血糖と役にたつ血糖

著者: 平田幸正1 K生

所属機関: 1東京女子医大糖尿病センター第三内科

ページ範囲:P.1448 - P.1448

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問 血糖はある瞬間の値を示すため,特にインスリン依存型の糖尿病では血糖を検査しても役にたたないといわれています.それでは,血糖が役だつとすれば,どんな場合があるのでしょうか.糖尿病のいろいろな型で実際に役だつのはどんな項目で,それらがどのように使われるべきでしょうか.(茨城県・K生)
答 血糖の測定はお尋ねのとおり,採血の瞬間の血糖値を知るものであって,その瞬間の状況を知ることができるという意味では,役にたたないという血糖値はありえない.しいていえば,グルコース分解の阻止剤も入れずに常温に長時間放置したり,果汁のついた指先を切って採血して血糖測定をしたりすれば,まったく役だたない血糖値となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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