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病気のはなし
急性白血病
著者: 麻生範雄1
所属機関: 1熊本大学医学部第二内科
ページ範囲:P.1464 - P.1471
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急性白血病は骨髄を主な増殖の場所とする血液細胞の腫瘍で,正常造血の抑制による貧血,出血傾向,感染症を主症状とする全身性の疾患群である.正常細胞と対比して細胞起源により形態学的に,あるいは免疫学的,細胞遺伝学的,さらに分子生物学的に分類され,各病型の病態が解析されている.治療成績は抗癌剤の開発,補助療法の進歩により年々向上し,約3割に治癒が望めるところまできた,本稿では急性白血病の分類,病態,治療などについて解説する.
急性白血病は骨髄を主な増殖の場所とする血液細胞の腫瘍で,正常造血の抑制による貧血,出血傾向,感染症を主症状とする全身性の疾患群である.正常細胞と対比して細胞起源により形態学的に,あるいは免疫学的,細胞遺伝学的,さらに分子生物学的に分類され,各病型の病態が解析されている.治療成績は抗癌剤の開発,補助療法の進歩により年々向上し,約3割に治癒が望めるところまできた,本稿では急性白血病の分類,病態,治療などについて解説する.
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