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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻12号

1989年11月発行

検査法の基礎理論

クレアチニンクリアランスは糸球体濾過値の指標となりうるか

著者: 折田義正1

所属機関: 1大阪大学医学部第一内科

ページ範囲:P.1477 - P.1480

文献概要

サマリー
 糸球体濾過値の標準的測定法はイヌリンクリアランスである.しかし,手技,測定とも煩雑なため,クレアチニンクリアランスが臨床的に用いられてきた.多くの医師がこれに慣れすぎ安易にこれを用いる傾向が強まった.ジョンズホプキンス大学のWalserらがこれに警告を発したため,国際的にクレアチニンクリアランスの価値が揺らぎ始めた.しかし,これに代わるものとして種々のものが提唱されているが,放射能測定を要し,問題点が多い.この現状について概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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