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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻12号

1989年11月発行

文献概要

検査報告拝見 細胞診

国立がんセンター病院臨床検査部

著者: 渡部庸一 岸紀代三

所属機関:

ページ範囲:P.1506 - P.1507

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はじめに
 細胞診の「診」は,"診断"の意味がある.技師(細胞検査士)は,異常所見,異常細胞を篩別し判定する.医師(細胞診指導医)は,これに対して,細胞学的に診断する.技師だけの判断で報告書は提出しない.病理組織学的報告書(診断書)と相通ずる.この点で,他の臨床検査の報告書や成績書とは異なっている.細胞診は,細胞判定だけではなく,病因となるものが見いだされた場合,これらも記載し報告する.例えば,寄生虫卵,原虫,真菌,その他,特徴のある微生物の有無なども報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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