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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻12号

1989年11月発行

文献概要

検査ファイル 用語

RhnullとRhmod

著者: 神田靖男1 馬場真澄1

所属機関: 1日本大学板橋病院輸血室

ページ範囲:P.1528 - P.1529

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 Rh式血液型は1940年LandsteinerとWienerによりアカゲザル(Macacus rhesus)の赤血球をウサギとモルモットに免疫して作られた抗体で試験を行い,対象者血球の約85%と凝集を示した.彼らはこのヒト赤血球の85%,アカゲザル赤血球の100%と反応する血液をRh因子と呼び,この血液型をRh型とした.
 Rh血液型は通常,8つのハプロタイプの組み合わせで構成されるが,今回記述したRhnullとRhmod、は上記の法則から外れた変異型で,赤血球上にRh抗原をまったく持たない症例は現在までに14家族の少なくとも22人について報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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