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けんさ質問箱
目視法でよりもはるかに多い外注成績での桿状核数
著者: 相賀静子1 K生
所属機関: 1埼玉県立衛生短大
ページ範囲:P.1546 - P.1547
文献購入ページに移動答 好中球桿状核球と分葉核球について種々議論されているが,結論はなかなか出ないのが現状である.1981年から3年間,日本臨床衛生検査技師会血液正常値設定委員会が「全国の健康な臨床衛生検査技師を中心とした血液正常値の現状」1)をまとめた.その詳しい経過内容については本書を参考にしていただきたいが,数々の項目の中で測定条件が設定されている.その中に,①静脈採血(EDTA血)であること,②採血後検体放置時間が'81,'82年度は2時間以内,'83年度では4時間以内,③日常の検体測定と同様に行う,としている.ご質問の標本も上記のような条件であろうと思うが,両施設での検体処理,検査センター側の検査方法(目視法か,自動機器か)がわからないので,日臨技などのデータを参考にしてお答えしたい.
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