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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻12号

1989年11月発行

文献概要

けんさ質問箱

クラミジア検査は抗原,抗体の両方必要か

著者: 松本明1 I生

所属機関: 1川崎医大微生物学

ページ範囲:P.1547 - P.1548

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問 クラミジア感染症が多くなってきているので,臨床から検査をしてほしいといわれ,調べてみると抗原を検出する方法と抗体を検出する方法とがあるようですが,これは,抗原検出のみでは検出率が低く,抗体検査も必要ということなのでしょうか.日常検査としては両方法を併用して行うべきでしょうか.(新潟県・I生)
答 クラミジア属にはChlamydia trachomatis,C. psittaci,それにここ数年来TWAR株と呼ばれ,本年新たに種となったC. Pnewmoniaeの3種があります.C. trachomatisは眼疾や尿路性器感染症の,C. Psittaciはわが国では主としてペット鳥からの伝播によるオウム病の,C. Pneumoniaeはヒト・ヒト伝播による呼吸器疾患のそれぞれ原因菌であります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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