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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻13号

1989年12月発行

文献概要

病気のはなし

骨肉腫

著者: 立石昭夫1

所属機関: 1帝京大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1560 - P.1565

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サマリー
 骨肉腫は骨に発生する悪性腫瘍の中で最も頻度が高く,また悪性度も高い腫瘍である。かつてはその生命の予後は極めて悪く,5年生存率は15%前後であったが,近年,強力な化学療法を行うようになってしだいに改善され,50〜60%となっている.
 最近この腫瘍は二つの面で注目を浴びている.その一つは,先に述べたような化学療法の併用による予後の改善であるが,もう一つは,その手術療法である.骨肉腫に対する手術療法は,かつては四肢の切断術が唯一の方法であったが,最近では腫瘍を切除して患肢を残す,いわゆる患肢温存療法が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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