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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻13号

1989年12月発行

文献概要

技術講座 細菌

Enterobacteriaceaeの新しい分類と同定

著者: 山中喜代治1 小川祐司2

所属機関: 1大手前病院中央検査科細菌検査室 2大阪厚生年金病院中央検査科細菌室

ページ範囲:P.1594 - P.1600

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サマリー
 微生物の分類学は,分類,命名,同定,菌株保存および系統発生の5部門で構成されている.この中で細菌の分類は,長い歴史の中でかなり整理され,1980年の"Approved Lists of Bacterial Names"の発行は新時代の幕開けとなった.また1984年には"Bergey's Manual of Systematic Bacteriology"が刊行され,さらに"International Journal of Systematic Bacteriology"では,次々に新菌種が紹介されている.
 Enterobacteriaceaeについても,多くの分類学者の意見により,1989年7月現在,28属99菌種が正式発表されている.しかし,分類学の急速な進歩とは逆に,臨床細菌検査における分離菌株の同定では,その判断に苦慮しているのも事実である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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