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CosmとCH2O
著者: 安東明夫1
所属機関: 1大阪大学健康体育部
ページ範囲:P.1628 - P.1630
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腎は糸球体における限外濾過とこれに続く尿細管での再吸収・分泌によって最終的に尿を生成し,生体の内部環境の維持に当たっている.血清浸透圧(serumosmolality)の調節も重要なものの一つであり,正常人のそれは極端な水分摂取制限あるいは水分過剰の状態以外では,常に280〜295mOsm/kgH2Oの範囲内に保たれている.これは腎が不可避なほぼ一定量の溶質排泄を,水の負荷の多少に応じて水排泄量(尿量〉を調節することによって行っているからである.すなわち,尿の濃縮と希釈がこれであり,これらの評価がCosmとCH2Oによって行われる.
腎は糸球体における限外濾過とこれに続く尿細管での再吸収・分泌によって最終的に尿を生成し,生体の内部環境の維持に当たっている.血清浸透圧(serumosmolality)の調節も重要なものの一つであり,正常人のそれは極端な水分摂取制限あるいは水分過剰の状態以外では,常に280〜295mOsm/kgH2Oの範囲内に保たれている.これは腎が不可避なほぼ一定量の溶質排泄を,水の負荷の多少に応じて水排泄量(尿量〉を調節することによって行っているからである.すなわち,尿の濃縮と希釈がこれであり,これらの評価がCosmとCH2Oによって行われる.
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