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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻13号

1989年12月発行

文献概要

けんさ質問箱

腫瘍の組織学的診断と鍍銀染色

著者: 渡辺信1 田中路子1 O子

所属機関: 1神戸大医療技術短大部

ページ範囲:P.1646 - P.1648

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問 腫瘍の病理組織学的診断における鍍銀染色の意義についてお教えください.(千葉県・O子)
答 鍍銀染色で染色される線維はいわゆる細網線維であって,上皮細胞の基底側,筋細胞の周囲にみられ,リンパ節や脾臓の実質内に微細な網状ないしは格子状にみられる.家屋の柱とか梁といった,いわば組織の骨格を形成するような形で存在し,細いものから太いものまでいろいろある.その成分はトロポコラーゲンで,膠原線維と同じであるが,鍍銀染色されるといわれるごとく,銀に対する親和性が極めて強い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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