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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻2号

1989年02月発行

文献概要

検査法の基礎理論

イオンクロマトグラフィーによる血中陰イオンの分析

著者: 林浩次1 梅本雅夫1

所属機関: 1(財)化学品検査協会生化学研究開発センター

ページ範囲:P.135 - P.140

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サマリー
 血中の陰イオンの分析は,生体内のイオンバランスなどを知るうえで,最近,重要性を増しつつある.特に,血中の微量イオンの場合,ほかに簡便かつ高感度な分析法が少ない状況にあり,イオンクロマトグラフィーが着目されつつある.陰イオンの分析法としては,イオンクロマトグラフィーのほかに,電量滴定法,比色法,イオン電極法(ISE)などがあるが,イオンクロマトグラフィーは共存成分の影響を受けにくいという特徴がある.
 ここでは,イオンクロマトグラフィーの原理と,血中の陰イオン分析をはじめとして,臨床化学分析および医薬品分析への応用について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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