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文献概要
検査法の基礎理論
睡眠と覚醒のしくみ
著者: 奥平進之1
所属機関: 1東邦大学医学部第一生理学教室
ページ範囲:P.141 - P.145
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睡眠を他覚的にとらえる方法としてポリソムノグラフィー(PSG)があるが,PSGで観察された2種類の睡眠(ノンレム睡眠とレム睡眠)が,約100分のオートラディアン・リズムで繰り返され,これにサーカディアン・リズムで動かされる体液性要因による睡眠・覚醒リズムが重畳してヒトの睡眠覚醒が起こっている.そのメカニズムについて,最近のレム睡眠発現機構を中心に概説した.さらに,PSG上の変化をもたらす脳活動のしくみを説明した.
睡眠を他覚的にとらえる方法としてポリソムノグラフィー(PSG)があるが,PSGで観察された2種類の睡眠(ノンレム睡眠とレム睡眠)が,約100分のオートラディアン・リズムで繰り返され,これにサーカディアン・リズムで動かされる体液性要因による睡眠・覚醒リズムが重畳してヒトの睡眠覚醒が起こっている.そのメカニズムについて,最近のレム睡眠発現機構を中心に概説した.さらに,PSG上の変化をもたらす脳活動のしくみを説明した.
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