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ハウ・ツー・ルチーン化・2
酵素活性測定のための検量と測定温度
著者: 山舘周恒1 関口光夫1
所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部
ページ範囲:P.190 - P.193
文献購入ページに移動 当初,酸素活性は,測定法の提唱者により異なった条件で測定され,活性値の表示方法にも統一性がなく,慣用単位が用いられていた.その後,国際生化学連合酵素委員会によって,測定条件の規定と国際単位の定義がなされ1),日常の臨床化学分析においても,測定温度を除いて,この勧告に準拠した方法が用いられるようになってきた.しかし,自動分析機での活性値算出の指標となる検量係数(単位換算係数,Kファクター,ファクター)の設定は,各施設によって大きく異なっているのが現状である.
この検量係数にかかわる主な因子は,試料容量,試薬容量,モル吸光係数であり,一般に物理化学定数と呼ばれている.この物理化学定数は,個々の自動分析機あるいはそのチャンネルによって異なることから,固有の検量係数を定めなければならない.しかし,その計測には多くの労力を要するため,広く普及しているとはいえない.そこで現在提唱されている検量係数の算出方法について整理し,ユーザーサイドで実施できる実用的な方法について,実例をもとに説明する.
この検量係数にかかわる主な因子は,試料容量,試薬容量,モル吸光係数であり,一般に物理化学定数と呼ばれている.この物理化学定数は,個々の自動分析機あるいはそのチャンネルによって異なることから,固有の検量係数を定めなければならない.しかし,その計測には多くの労力を要するため,広く普及しているとはいえない.そこで現在提唱されている検量係数の算出方法について整理し,ユーザーサイドで実施できる実用的な方法について,実例をもとに説明する.
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