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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻3号

1989年03月発行

病気のはなし

狭心症

著者: 信岡祐彦1 村山正博

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第2内科

ページ範囲:P.220 - P.225

文献概要

サマリー
 狭心症は,心筋酸素需要と血液供給(冠血流量)との間のアンバランスによる一過性の心筋虚血によって引き起こされる.その特有な胸部症状は,狭心痛あるいは狭心発作と呼ばれ,ニトログリセリンが著効を示す.狭心症の検査法としては,心電図,運動負荷心電図,長時間心電図,心臓核医学検査などがあるが,狭心症の直接的な原因となる冠動脈病変を診断,評価するためには,冠動脈造影が必要不可欠である.狭心症の治療としては,内科的(薬物)治療,PTCA,外科的治療(冠動脈バイパス術)の三者があり,狭心症の病型や程度,冠動脈病変の状況などに応じて治療法の選択がなされる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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