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技術講座 病理
穿刺吸引細胞診
著者: 坂本穆彦1 古田則行2 平田守男2
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室 2(財)癌研究会附属病院細胞診断部
ページ範囲:P.243 - P.247
文献購入ページに移動穿刺吸引細胞診による標本作製上,特に注意を払うべき点は,検体採取後,固定に至るまでの処置にある.通常はパパニコロウ染色を用いるので,固定までの間に検体を乾燥させないことが重要である.採取された検体は,その量や性状によって,直接固定法,穿刺針塗抹法,すり合わせ法,引きガラス法,圧挫法のいずれかの方法によりスライドグラスに塗抹される.各方法の特徴をよく理解して適用を決めることが肝要である.乾燥した検体にはギムザ染色を行う.
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