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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻3号

1989年03月発行

文献概要

検査ファイル 項目

hCG, hCG-β

著者: 伊藤節子1 竹下栄子1 内田侊子1

所属機関: 1慶応大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.258 - P.259

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 ヒト絨毛性ゴナドトロピン(human chorionicgonadotropin;hCG)は絨毛・胎盤から分泌される糖蛋白ホルモンで,α-およびβ-サブユニット(hCG-α,hCG-β)から構成されている.hCGの測定は妊娠の診断,絨毛性腫瘍の術後管理や治療効果の判定にきわめて重要である.一方,遊離hCG-βの測定は絨毛性腫瘍以外の悪性腫瘍の腫瘍病態を示すマーカーとして,近年,高い臨床的意義が認められてきている.
 現在,市販されているhCGのキットは数多くある.ここでは,汎用されているキットの測定原理の特徴を模式的に説明し,それらの特異性について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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