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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻3号

1989年03月発行

文献概要

トピックス

カルパイン

著者: 神奈木玲児1

所属機関: 1京大臨床検査医学

ページ範囲:P.281 - P.282

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 カルパイン(calpain,EC 3.4.22.17)は,Ca2+依存性のシステイン・プロテイナーゼの総称である.研究者によってCANP(Ca2+-activated neutral protease)と呼ばれる場合もある.中性付近のpHで働くCa2+依存性の細胞内蛋白質分解酵素である.
 初めて記載されたのは古く1964年であるが,近年Ca2+イオンが細胞内の情報伝達のメディエーターとして重要であることが判明するに伴って,Ca2+で引き金が引かれる一連の反応を触媒する酵素のうちの一つとして注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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