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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻3号

1989年03月発行

文献概要

けんさ質問箱

尿中の還元性物質

著者: 森下芳孝1 A生

所属機関: 1名大病院検査部

ページ範囲:P.291 - P.292

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問 尿沈渣赤血球陽性,潜血反応陰性,アスコルビン酸陽性の尿にアスコルビン酸オキシダーゼを加えると,アスコルビン酸は陰性化するのに潜血反応は陽性化しない現象を経験しました.潜血反応を阻害する還元性物質はほとんどがアスコルビン酸と考えられていますが,アスコルビン酸以外には何が考えられるのでしょうか.また,それを消去するにはどうすればよいのでしょうか.(群馬県・A生)
答 本例は尿沈渣赤血球(+),潜血反応(-),アスコルビン酸(+)の患者尿について,アスコルビン酸オキシダーゼ(AODと略す)を用いてアスコルビン酸を陰性化したが,依然,潜血反応は(-)のままであり,両測定法間の測定結果が異なる,という例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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