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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻4号

1989年04月発行

文献概要

検査法の基礎理論

生体電気現象計測用金属電極

著者: 田頭功1

所属機関: 1東北工業大学電子工学科

ページ範囲:P.353 - P.356

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サマリー
 生体は電解質,すなわちイオン導電体から成っているので,電子導電体である金属とは直接電気的に接続できない.電流は電荷の移動によって流れるので,生体中はイオンが電荷を運び,金属中は電子がその役割を果たす.したがって,電子導電体から構成される増幅器を用いてイオン導電体内の電気的信号を計測するときには,電子とイオンとの間において電荷の授受を行う変換器,すなわち電極が必要である.本稿では,このような役割を持つ電極の性質を理解していただくために,生理食塩水中の金属電極の振舞いについて解説し,生体電気現象の計測の基本問題の整理を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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