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技術講座 生化学
小児の基準範囲の求めかた
著者: 小島洋子1
所属機関: 1国立小児病院研究検査科
ページ範囲:P.357 - P.361
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小児の基準範囲を求めるには,医師の協力のもとになるべく健康に近い患児の検体を厳選し,加齢による検査値の変化を原則として,男女別に散布図を描いて観察する.加齢による変化に適した間隔で年齢を層別する.層別したおのおのについてヒストグラムを描き,度数分布曲線に適した方法で統計処理を行い,中央の95%を含む範囲を基準範囲として設定する,たいていは確率紙を用いるだけで求められる.分布型が特定できないものについては,ノンパラメトリック法で求める.加齢変化が一定の方向を示す場合については回帰法を用いることも検討されているが,これについては文献8と11を参照してほしい.
小児の基準範囲を求めるには,医師の協力のもとになるべく健康に近い患児の検体を厳選し,加齢による検査値の変化を原則として,男女別に散布図を描いて観察する.加齢による変化に適した間隔で年齢を層別する.層別したおのおのについてヒストグラムを描き,度数分布曲線に適した方法で統計処理を行い,中央の95%を含む範囲を基準範囲として設定する,たいていは確率紙を用いるだけで求められる.分布型が特定できないものについては,ノンパラメトリック法で求める.加齢変化が一定の方向を示す場合については回帰法を用いることも検討されているが,これについては文献8と11を参照してほしい.
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