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採血のコツ—(3)採血についての注意点
著者: 末久悦次1
所属機関: 1大阪大学附属病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.417 - P.417
文献購入ページに移動 採血手技については成書に譲り,日常遭遇する問題および注意点について以下採血の手順にしたがって説明する.
まず駆血帯の匠力は最低血圧程度にし,強すぎないこと.過度の圧迫は,血行を不良にし採血をしにくくする.また長時間の駆血は血液性状の変化をきたすことになる.駆血帯を締めたら採血部位を左手人差指で確認する.もし肉眼で的に血管が見なくても人差指で血管の場所を探し,その手前から注射針の先が血管の場所をおさえている人差指の下にくるように穿刺することにより採血がうまくできるものである.
まず駆血帯の匠力は最低血圧程度にし,強すぎないこと.過度の圧迫は,血行を不良にし採血をしにくくする.また長時間の駆血は血液性状の変化をきたすことになる.駆血帯を締めたら採血部位を左手人差指で確認する.もし肉眼で的に血管が見なくても人差指で血管の場所を探し,その手前から注射針の先が血管の場所をおさえている人差指の下にくるように穿刺することにより採血がうまくできるものである.
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