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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻4号

1989年04月発行

文献概要

けんさ質問箱

LN法にてもC3の測定値は上昇するか

著者: 鈴木征子1 M生

所属機関: 1三井記念病院中央検査部

ページ範囲:P.418 - P.419

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問 補体成分のC3は保存によりC3bがC3cになり,SRID法では拡散係数が大きくなるため測定値が上昇するといわれていますが,LN法においても測定値は上昇するのでしょうか.上昇するとすれば,その機序をお教えください.また,保存は-80℃前後がよいとされていますが,4℃冷蔵保存ですと保存日数との関係でどの程度の変化が生じるのでしょうか.(埼玉県・M生)
答 補体は正常血清中に存在する蛋白成分で,血中では生物活性はないが,特定の条件下で活性化されると,炎症反応や生体の感染防御に重要な役割を果たすことが知られています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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