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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻5号

1989年05月発行

文献概要

技術講座 細菌

DNAプローブによる細菌の同定

著者: 江崎孝行1

所属機関: 1岐阜大学医学部微生物学講座

ページ範囲:P.459 - P.463

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サマリー
 細菌をDNAで同定するための方法は,基本的には二つの方法に分かれる.一つは,細菌の全DNAを使って基準株のDNAの塩基配列と比較し同定する方法で,主に細菌分類学で使用されてきた.もう一方は,菌種に特異的なDNA断片を使い,特定の細菌を同定もしくは検出する方法である.この方法は主として特定の病原細菌の検出のために使用されている.いずれの方法もアイソトープを使わない方法が広く導入されるようになれば,不安定な表現形や血清型による同定に代わる重要な検査方法に発展すると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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