文献詳細
文献概要
トピックス
一酸化炭素レーザーによる冠状動脈形成術
著者: 菊地眞1
所属機関: 1防衛医大医用電子工学
ページ範囲:P.517 - P.518
文献購入ページに移動 最近,血管形成術(angioplasty)の進歩が著しい.末梢動脈の治療を対象としたもののほかに,冠状動脈のアテローム硬化・閉塞の積極的治療法としても注目されている.
臨床的には従来からPTCR(経皮的冠状動脈再開術)やPTCA(経皮的冠状動脈形成術)が行われているが,後者は再狭窄発生率が高く,また完全閉塞例に適用できないなどの欠点があり,より優れた手法の開発が望まれていた.これに対し,微細径で柔軟な光ファイバーを血管内に挿入し,これにレーザーを導光してアテロームを蒸散・除去するレーザー血管形成術(laser angioplasty)が考え出され,強い期待が寄せられている.
臨床的には従来からPTCR(経皮的冠状動脈再開術)やPTCA(経皮的冠状動脈形成術)が行われているが,後者は再狭窄発生率が高く,また完全閉塞例に適用できないなどの欠点があり,より優れた手法の開発が望まれていた.これに対し,微細径で柔軟な光ファイバーを血管内に挿入し,これにレーザーを導光してアテロームを蒸散・除去するレーザー血管形成術(laser angioplasty)が考え出され,強い期待が寄せられている.
掲載誌情報