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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻6号

1989年05月発行

文献概要

感染症の検査法 Ⅰ 最近話題の感染症病原微生物 [1]細菌

2 グラム陰性菌

著者: 藪内英子1 山中喜代治2

所属機関: 1岐阜大学医学部微生物学講座 2大手前病院中央検査科

ページ範囲:P.544 - P.549

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 感染症はその原因微生物と宿主,環境との相互関係のうえで消長と変貌を続けている.ヒトおよびその他の哺乳動物の感染症の原因となる細菌は多くの属と種にわたり,感染発症の機序もその臨床症状も多様である.さらに,寄生性であって宿主特異性が強くヒトにのみ自然感染して特徴のある臨床症状を発現するものから,環境中の自由生活菌でありながら病院の内外で臨床症状の定まらない日和見感染症を惹起するものまで,病原性ないしは起病性の点でも多彩である.
 感染症全般についてみれば,グラム陰性菌は原因菌の主要部分を占めている.ここではまずグラム陰性菌の大まかな分類に触れ,最近話題の感染症のいくつかについてその臨床所見と原因菌の細菌学について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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