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感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [2]染色法
3)グラム染色
著者: 松尾啓左1
所属機関: 1佐世保中央病院臨床検査科
ページ範囲:P.691 - P.693
文献購入ページに移動 本来は組織中に存在する細菌を組織から染め分けるために,1884年にHans Christian Gramにより考案された方法であるが,ほとんどの細菌はグラム陽性と陰性とに染め分けができ,その特徴的形態所見から,ある程度菌種や属を推定することも可能である.もっとも基本的・必須の手法で,検査全般に迅速性を要求されている昨今,あらためてその重要性がクローズアップされてきている.
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