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文献概要
感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [2]染色法
6)莢膜染色
著者: 高橋長一郎1
所属機関: 1山形大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.696 - P.697
文献購入ページに移動分離・培養したS.Pneumoniaeでは,ほとんど英膜が認められないが,ウサギの新鮮血または血清中で37℃で2時間培養すると著明な英膜が観察されるようになる.一般に培養菌を材料にする場合には水を用いず,ウシまたはウサギの血清を用いて塗抹標本を作る.莢膜染色には,ヒスの方法(Hiss's method)5,6)がもっともよく用いられているが,荒井ら7)の方法も墨汁法とクリスタル紫を組み合わせた簡便な検出法で実用性がある.
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