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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻6号

1989年05月発行

文献概要

感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [2]染色法

10)ギムザ染色

著者: 坂東明美1 奥住捷子1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.700 - P.701

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■目的
 微生物分野でギムザ染色が行われるのは,寄生原虫類の検出および内部構造を観察するときである.
 日本では土着の病原性の強い寄生原虫は見られないが,今日のように世界各地との交流が盛んになると,アフリカや東南アジアなどからの熱帯性の輪入原虫症も多く,また,白血病,リンパ腫,癌,エイズ,免疫抑制剤使用者などの免疫能低下に伴って顕在化してくるPneumocystis cariniiやToxoplasma gondiiなどの日和見的原虫症も多くなり,それらの検出・鑑別に,ギムザ染色は有効な手段となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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