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感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [4]感染症の免疫学的検査法 1)蛍光抗体法
②Legionella
著者: 猿渡克比孔1
所属機関: 1佐世保市立総合病院検査部
ページ範囲:P.714 - P.716
文献購入ページに移動蛍光抗体法は血清抗体価1)の測定および直接蛍光抗体法(direct immunofluorescent antibody;DFA)2)による菌体の確認に応用されている.血清抗体価の測定には本稿で述べる間接蛍光抗体法(indirect immunofluorescent antibody;IFF)1)のほかにMA(microagglutination test)3〜5),ELISA(enzyme linkedimmunosorbent assay)3,6),IAHA(immune adherence hemagglutination test),IHA(indirect hemagglutination test)7)およびCF(complement fixation test)などがあるが,これらの方法のうち,一部を除いては手技的にまだ確立されたものはなく,通常,本症診断における血清抗体価の測定は,IFAによって行われているのが現状である.
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