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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻6号

1989年05月発行

文献概要

感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [4]感染症の免疫学的検査法 1)蛍光抗体法

②Legionella

著者: 猿渡克比孔1

所属機関: 1佐世保市立総合病院検査部

ページ範囲:P.714 - P.716

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 レジオネラ症の診断は,菌の分離,検体中の菌体の確認および血清抗体価の測定によって行われているが,最近では尿中,血清中あるいは喀痰中の可溶性抗原の検出など免疫血清学的反応を応用した検査法が種々検討されている.
 蛍光抗体法は血清抗体価1)の測定および直接蛍光抗体法(direct immunofluorescent antibody;DFA)2)による菌体の確認に応用されている.血清抗体価の測定には本稿で述べる間接蛍光抗体法(indirect immunofluorescent antibody;IFF)1)のほかにMA(microagglutination test)3〜5),ELISA(enzyme linkedimmunosorbent assay)3,6),IAHA(immune adherence hemagglutination test),IHA(indirect hemagglutination test)7)およびCF(complement fixation test)などがあるが,これらの方法のうち,一部を除いては手技的にまだ確立されたものはなく,通常,本症診断における血清抗体価の測定は,IFAによって行われているのが現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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