icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻6号

1989年05月発行

文献概要

感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [4]感染症の免疫学的検査法 1)蛍光抗体法

2)ラテックス凝集法

著者: 神野英毅1

所属機関: 1三菱化成(株)総合研究所応用生物研究所

ページ範囲:P.717 - P.718

文献購入ページに移動
 ラテックス凝集法(LA法)は,ラテックス(ポリスチレン重合体など)粒子の表面に特異的な抗体分子または抗原そのものを物理吸着または化学結合させた感作ラテックス粒子と,検査検体中の抗原もしくは抗体を反応させ,その結果生じる免疫凝集体を肉眼的にかまたは光学装置により検出する検査法である.その原理は図4に来すものである.
 LA法の特徴は通常,検体試験液をそのまま使用するhomogeneous immunoassayであり,感染症のごとく迅速・簡便に起炎菌などを検出する際に優れたアッセイ法といえる.本稿では特にLA法による微生物診断法の種類,手技,結果の判定,非特異的反応などを実例に即して概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら