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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻6号

1989年05月発行

文献概要

感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [5]培養法 B 対象別培養法

4)Chlamydia

著者: 松本明1

所属機関: 1川崎医科大学微生物学教室

ページ範囲:P.769 - P.771

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 Chlamydia(クラミジア)は細胞偏性寄生性球菌である.すなわち,細胞内でのみ増殖可能な細菌である.したがって培養にはChlamydiaに感受性をもつ適当な宿主が必要である.従来,宿主としてマウスや孵化鶏卵など動物個体が用いられたが,遠心による培養細胞へのChlamydia吸着法が確立されたて1),特に臨床材料からの分離培養には株化細胞の使用が一般的となった.非淋菌性尿道炎やその関連疾患の病原であるChlamydia trachomatisも,オウム病病原であるChlamydia psittaciも分離培養には同様な方法が適用される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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