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感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [5]培養法 B 対象別培養法
4)Chlamydia
著者: 松本明1
所属機関: 1川崎医科大学微生物学教室
ページ範囲:P.769 - P.771
文献購入ページに移動 Chlamydia(クラミジア)は細胞偏性寄生性球菌である.すなわち,細胞内でのみ増殖可能な細菌である.したがって培養にはChlamydiaに感受性をもつ適当な宿主が必要である.従来,宿主としてマウスや孵化鶏卵など動物個体が用いられたが,遠心による培養細胞へのChlamydia吸着法が確立されたて1),特に臨床材料からの分離培養には株化細胞の使用が一般的となった.非淋菌性尿道炎やその関連疾患の病原であるChlamydia trachomatisも,オウム病病原であるChlamydia psittaciも分離培養には同様な方法が適用される.
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