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感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [5]培養法 B 対象別培養法
6)ウイルス
著者: 沼崎義夫1
所属機関: 1国立仙台病院臨床研究部
ページ範囲:P.775 - P.778
文献購入ページに移動 ウイルスは生きている細胞内でのみ増殖が可能である.したがって,ウイルスの培養には実験動物,発育鶏卵,組織(細胞)培養の3種類が用いられる.しかし,動物は飼育および扱いが困難であるばかりでなく,動物のウイルスによる汚染の可能性があり,発育鶏卵も取り扱いに手間がかかる.したがって,今日では組織培養を用いるのが基本である.ただし,組織培養で培養できないウイルスがあるため,時に発育鶏卵および実験動物も使用されている.
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