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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻6号

1989年05月発行

文献概要

感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [6]同定法 B 種別同定法

5 放線菌

著者: 三上襄1 矢沢勝清1

所属機関: 1千葉大学真核微生物研究センター化学療法分野

ページ範囲:P.843 - P.845

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はじめに
 Actinomycetes(放線菌)は真性分岐を示し,菌糸で生育し,分生子を形成するなど真菌に近い性質を有するが,真性細菌に属する.抗生物質の生産菌を含め,多くの放線菌が報告されているが,臨床分野で特に問題になる放線菌はノカルジア症を起こす好気性のNocardiaであり,次に放線菌症を起こす嫌気性のActinomycesである.
 本章においてはNocardiaの同定法を中心に述べ,嫌気性の放線菌についてはすでに簡易同定システムが用いられているので,紙数の関係上,簡単に触れるにとどめたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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