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感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [7]薬剤感受性検査
2 MIC,MBCの測定法
著者: 小川正俊1
所属機関: 1東邦大学医学部微生物学教室
ページ範囲:P.873 - P.877
文献購入ページに移動 感染症の治療に際して適切な抗菌薬を選択するために,原因菌の分離・同定に続いて菌の抗菌薬に対する感受性が測定される.特に近年多くの化学療法剤が開発されるとともに,一方では,各種の菌種において多くの耐性菌が検出され,起因菌の同定成績から直ちに有効薬剤を推定することはまったく不可能な状況にある.
新しく開発された薬剤で耐性菌の報告がないものでも,耐性菌が出現する可能性があり,感受性試験の成績が薬剤選択の重要な指針となることには変わりがない.すなわち,感受性測定の目的は,臨床上適切な治療を行うための薬剤選択,各種の病原菌の薬剤感受性分布の調査すなわち疫学上の応用などである.
新しく開発された薬剤で耐性菌の報告がないものでも,耐性菌が出現する可能性があり,感受性試験の成績が薬剤選択の重要な指針となることには変わりがない.すなわち,感受性測定の目的は,臨床上適切な治療を行うための薬剤選択,各種の病原菌の薬剤感受性分布の調査すなわち疫学上の応用などである.
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