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感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論 [8]新しい検査法
1)微生物検査のシステム化
著者: 浅利誠志1 網野信行2 宮井潔2 本田武司3
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部 2大阪大学医学部臨床検査診断学講座 3大阪大学微生物病研究所細菌血清学部門
ページ範囲:P.906 - P.908
文献購入ページに移動これまで,発育・増殖に時間を要する《細菌・真菌》を主な検査対象としていた細菌検査領域においても自動化およびシステム化は《避けて通れない》ばかりか,むしろ積極的に取り組んでいかねばならない状況にある.幸い,近年,医療工学,遺伝子工学,さらにバイオテクノロジーの発展に伴い,優れた自動機器やモノクローナル抗体・DNAプローブを用いた迅速同定法が開発され,種々の感染症診断検査法が実用化されつつある.そこで,現在われわれが進めつつある《微生物検査室》のシステム化の基本的な考えかたを中心に,今後の微生物検査の動向について記述する.
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