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技術講座 病理
パラフィン切片を用いるフローサイトメトリー
著者: 石田剛1 町並陸生1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.957 - P.960
文献購入ページに移動フローサイトメトリー(FCM)による核DNA含量の測定は,腫瘍などの細胞動態を知るうえで簡便かつ迅速な方法の一つである.近年,新鮮材料のみならず,ホルマリン固定パラフィン包埋材料を用いても,核DNA量を測定できるようになった.パラフィン包埋材料を用いる利点は,数多くの検体をレトロスペクティブに検索できることである.ここでは,FCMの基本的事項とともに,パラフィン切片を用いた核DNA量測定方法を簡単に述べた.
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