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けんさ質問箱
HTLV-I検査の確認試験での組み合わせ
著者: 西村要子1 山口一成1 A子
所属機関: 1熊本大病院輸血部
ページ範囲:P.1021 - P.1022
文献購入ページに移動答 ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-I)に対する抗体(抗HTLV-I)の測定は,成人T細胞白血病(ATL)やHTLV-I関連ミエロパチー(HAM)の診断,母子感染や輸血後感染防止のためのキャリア検出などに不可欠である.ゼラチン粒子凝集法(PA)は1986年11月から全国の血液センターでスクリーニングに取り入れられており,当輸血部では患者の検査には酵素免疫測定法(EIA)を用いている.このPA法,EIA法は操作法も簡単で大量検体の処理ができるのでスクリーニングに適しているが,時に非特異反応,見落とし,不一致などがあり,これらの場合には間接蛍光抗体法(IF),ウエスタンブロッティング法(WB)などを用いて確認試験を行う必要がある.
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