文献詳細
文献概要
けんさアラカルト
血液検査室の事故簿より
著者: 亀井喜恵子1
所属機関: 1日本大学板橋病院臨床検査部
ページ範囲:P.1048 - P.1048
文献購入ページに移動事故1:凝固検査検体の凍結事故⇒凝固したと思われる流動性のない検体の続出にびっくりしました.同一病棟からの検体が目立ったので「今日の採血当番の看護婦さんは抗凝固剤と混和するのを忘れたのかしら」と話していた矢先,その中の血液の一部がシャーベット状になっていることに気づきました.血液の凝固ではなく検査受付の一時保管冷却箱(ラベルが発行されるまで)の温度調整ミスで生じた血液凍結でした.これらの検体は溶血が強く,再採血を依頼する羽目となりました.
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