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文献概要
検査法の基礎理論
イオン選択電極法
著者: 関口光夫1
所属機関: 1日本大学板橋病院臨床検査部
ページ範囲:P.1167 - P.1172
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電解質の測定は,従来から用いられていた炎光光度法や電量滴定法からイオン選択電極法(ISE法)へと移り変わりつつある,これはISE法が従来法に勝る特長を備えているためであろう.ISE法での測定値は,その原理の特徴が測定値に反映されることがある.その特徴には,「活量係数の差」,「溶媒表現単位の違い」,「試料のpH」,「比較電極の液間電位」,「イオン選択性」などの要因が挙げられる.それらの要因について,日常検査における実際測定とその原理との関連性を中心に解説した.
電解質の測定は,従来から用いられていた炎光光度法や電量滴定法からイオン選択電極法(ISE法)へと移り変わりつつある,これはISE法が従来法に勝る特長を備えているためであろう.ISE法での測定値は,その原理の特徴が測定値に反映されることがある.その特徴には,「活量係数の差」,「溶媒表現単位の違い」,「試料のpH」,「比較電極の液間電位」,「イオン選択性」などの要因が挙げられる.それらの要因について,日常検査における実際測定とその原理との関連性を中心に解説した.
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