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文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻9号

1989年08月発行

技術講座 細菌

百日咳菌の分離・同定

著者: 郡美夫1

所属機関: 1千葉市立病院検査科

ページ範囲:P.1193 - P.1198

文献概要

サマリー
 現在,百日咳の診断は,定型的症状(痙攣性咳嗽,吸気笛声),百日咳抗体の上昇,百日咳菌(Bordetella pertussis)の検出によりなされる1).定型的症状は症例により異なり,百日咳抗体価も,患者が低年齢層に多いことから上昇しにくく,百日咳菌を分離し百日咳を確定診断することが重要となる.しかし,百日咳菌の分離もまた容易でなく,検査担当者が本菌を熟知し,医師との連絡を密にして検査を実施することが,本菌の分離に当たって最も重要なことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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