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技術講座 細菌
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サマリー
現在,百日咳の診断は,定型的症状(痙攣性咳嗽,吸気笛声),百日咳抗体の上昇,百日咳菌(Bordetella pertussis)の検出によりなされる1).定型的症状は症例により異なり,百日咳抗体価も,患者が低年齢層に多いことから上昇しにくく,百日咳菌を分離し百日咳を確定診断することが重要となる.しかし,百日咳菌の分離もまた容易でなく,検査担当者が本菌を熟知し,医師との連絡を密にして検査を実施することが,本菌の分離に当たって最も重要なことである.
現在,百日咳の診断は,定型的症状(痙攣性咳嗽,吸気笛声),百日咳抗体の上昇,百日咳菌(Bordetella pertussis)の検出によりなされる1).定型的症状は症例により異なり,百日咳抗体価も,患者が低年齢層に多いことから上昇しにくく,百日咳菌を分離し百日咳を確定診断することが重要となる.しかし,百日咳菌の分離もまた容易でなく,検査担当者が本菌を熟知し,医師との連絡を密にして検査を実施することが,本菌の分離に当たって最も重要なことである.
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